• エリア:広島県三原市
  • 築年数:43年
  • 居住形態:木造住宅
  • リフォーム内容:1階:LDK・和室・水廻り、2階:全面改装
  • 工期:4ヵ月

DESCRIPTION

昔ながらの田舎家だったというW様。もともと茅葺き屋根だった母屋を、ご主人様のお父様が山の木を切り出し、40年以上前に建て替えられた家でした。お母様お一人で住まわれていましたが、ご夫婦と娘さまが同居されることになり、居室や水廻りの設備が不十分だった為、リフォームを決意されました。 母屋になかった浴室・脱衣室のスペースを新設し、空間が無駄になっていた中2階にも新しく居室を確保しました。新たに設置した薪ストーブは、ご主人が山から切り出した木を薪として使っています。開放感と温もりに包まれた憧れの生活風景を実現しています。

BEFORE

1F
写真:間取り
2F
写真:間取り

AFTER

1F
写真:間取り
2F
写真:間取り

薪ストーブ

寝寒い冬を暖かく過ごしたいと誕生させた薪ストーブ。ご主人の長年の夢でもありました。レンガ壁に囲まれた重厚なストーブは、まるで洋館のような雰囲気を醸し出しています。吹き抜けによって熱効率が下がらないように、窓を全てペアガラスにし、天井や壁、床に断熱材を敷き詰めて、機密性を高めています。そのおかげで、「暖まると冷めにくく、部屋中にずっと温もりが続きます」とご主人様は満足そうに語ります。吹き抜けから屋根を貫く煙突も、生まれ変わった家のシンボルとなりました。

吹き抜けリビング

リフォームで一番こだわったのが、ご主人様の念願だった吹き抜けのあるリビング。天井に隠れていた梁を見せる演出で、味わい深い表情を漂わせています。このLDKは、土間の台所と個室をつなげて生まれた広々とした大空間です。もともとあった梁を柱を移設して、リビング全体のバランスを調和させています。玄関から昇降していた階段は、創建リフォームの提案で、リビング内へ。リビングでもキッチンでも、2階にいても家族で会話の弾む空間に、ご家族も大満足されています。

寝室

空間が無駄になっていた中二階のスペースをご夫婦の寝室に。深みのある色合いの古い梁を残し、新しさの中に懐かしい温もりが漂う空間構成となっています。寝室とつながる便利なウォークインクローゼットも設けています。

子ども部屋

娘さんの部屋の天井にも古い梁を見せ、個性的な雰囲気を演出しています。爽やかでナチュラルな空間が、女性らしいテイストのインテリアでコーディネートされています。2階には、ご家族で共用するレストルーム、ご主人様の書斎も設け、プライベートな空間が充実しています。2階の床は、防音にすぐれたクッションフローリングを採用し、ご家族みんなの暮らしやすさに配慮しています。

トイレ

2階の和室を活用して、洗面室とトイレを新設。トイレは、明るくカラフルな木目柄をあしらったデザインクロスで楽しさを演出しています。タンクレスのトイレとコンパクトな手洗い器で、限られたスペースを上手に利用しています。