2021.03.12お金・制度
【リフォームでローンを借りたい】ローンの特徴や金利について
リフォームを行う時にローンを検討される方が多いでしょう。しかし、リフォームローンと住宅ローンのどちらを借りればいいのか?少しでも安く借りるにはどうしたらいいのか?が悩むところですよね。今回はローンの特徴や金利についてお話します。
リフォームで利用できるローン
リフォームで利用できるローンは二種類あります。それが「リフォームローン」と「住宅ローン」です。まずはそれぞれの特徴についてご説明します。
・リフォームローンの特徴
住居の修繕や増改築をする際に利用できますが、住居を新築に建て替える場合は利用できません。こちらは住宅ローンよりも借入金額が低いケースが多くなっています。
しかしその反面、担保が必要なくローンの審査も通りやすくなっていますので、ローンを組みやすいというメリットがあります。
・住宅ローンの特徴
こちらは住居の修繕や増改築はもちろん、新しく住居を建て替える際にも利用できます。借入金額も高額に設定されていることが多く、リフォームローンよりも金利が低いので、リフォームの内容によっては住宅ローンを利用した方がお得なこともあります。
ただし担保が必要な場合が多く、リフォームローンよりも審査が厳しくなっています。結果が出るまでに時間がかかることも多く、必要な手続きがリフォームローンより多くなっています。
・リフォームにはどちらのローンがおすすめ?
リフォームの規模によって、おすすめのローンは変わってきます。もし小規模で費用も数百万円程度で済むのであれば、借り入れが簡単なリフォームローンがおすすめです。
しかし大規模で費用も1000万円以上かかるようなリフォームであれば、返済の金利が安い住宅ローンが向いている場合もあります。
まずはリフォームにかかる費用と工事の規模を考え、どちらの方が向いているのかを考えましょう。自分や家族だけでは判断が難しい場合は、業者に相談することをおすすめします。
金利について知っておこう
金利にも種類があります。これから金利の種類についてご説明します。
・全期間固定金利型
これは貸し入れ期間の間に発生する、金利が固定されているものになります。この固定は完済するまで続きますので景気の影響を受けることが無く、今後のライフプランが立てやすいという利点があります。ただ、逆に考えると景気が良くなって市場金利が低くなっても影響を受けないので損をする可能性もあります。建設的なライフプランを考えている方には向いているでしょう。
・変動金利型
原則として半年ごとに金利の見直しがあるので、年に2回金利の見直しがあります。半年の間に金利が下がれば金利は低くなりますし、逆に金利が高くなる可能性も考えられます。現状では金利が低いので、多少リスクを負ってでも低金利で返済金額を減らしたいという方には向いているでしょう。
・固定金利選択型
借り入れる人が、三年間指定をした場合、その間の金利が固定されます。固定金利期間が短いほど当初の金利は低くなりますが、期間終了後は再度どの金利型にするか選択することが出来ます。
ただし固定期間終了後には金利が大きくなることがあります。逆に固定金利の期間に返済ができる見込みのある人には、期間内の金利優遇措置を受けることができるのでおすすめです。
住宅ローンの借り換えも検討してみよう
最初はリフォームローンを選んだ方も、住宅ローンに借り換えることで生まれるメリットがあります。どうようなケースであればお得になるのか、ご紹介させていただきます。
・住宅ローンを借り換えた方がお得かも
リフォームローンの金利は変動幅を含めおよそ2~5%です。一方住宅ローンはリフォームローンよりも金利が低いので、リフォームローンの借入金を含めて住宅ローンに乗り換えると金利が下がります。
・借り換えの条件
借り換えをしようと思っている方に、二つ注意していただきたい点があります。
①申込者本人が住んでいる住居のローンであること。
②工事をする業者が工事終了後に欠陥があった場合、修繕費用が払われる保険(住宅瑕疵担保保険)に加入していること。
これ以外にも、借り入れをする金融機関によって条件がことなります。まずは借入したい金融機関に条件を確認しましょう。
・借り換える時に注意すること
リフォームローン分の資金が含まれているため、借入金が増えてしまいます。そうなると、金融機関からの審査が厳しくなることがあります。借入金額は必ず返済できる金額までにとどめておきましょう。
すでに着工している工事や完了した工事については融資の対象外になります。そのため、工事の着工は金融機関の審査が完了した後になるように調整しておく必要があります。できるだけ早めに金融機関に相談しておくと安心ですよ。
住宅は買うだけではなく、住みよい状態を維持することも非常に大変ですよね。
この記事がリフォームでローンを考えている方の参考になれば幸いです。